2012年11月15日木曜日

フスマの向こうに誰かがいる

私が眠ろうとしていると、何やら物音がします。

音は、フスマの向こう側から聞こえます。


8畳と6畳をフスマで分けた部屋で、私は8畳で寝ていました。
フスマを隔てた6畳間から、ズルッ、ズルッと何かを引きずるような音が聞こえます。


両部屋は、両部屋に接するベランダと繋がっており、

6畳間は、「部屋」であると共に、ベランダへの「通り道」となっています。



母親がベランダへ出たり入ったりしているのかな?

最初はそう思いました。

しかし、今は深夜で、

隣の部屋を通ってベランダへ出たなら、

階段を上がってくる音、6畳間の部屋へ入る音、ベランダへと出る障子、サッシ、雨戸を開ける音などの、沢山の他の音が聞こえる筈です。


私は、「音」を再確認する為に、耳を澄ませてじっとしていました。


ズルッ、ズルッ。


やはり、「音」が聞こえます。

誰もいない部屋から、何かを引きずる音が聞こえる・・・。



・・・to be continue・・・






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